アニメと実写を融合させた映画「トムとジェリー」のプレミアムイベント3月3日千代田区内幸町のイイノホールで行われ、日本語吹替版声優の水瀬いのり日野聡、そしてゲスト声優の霜降り明星(せいや、粗品)、飯豊まりえ、さらに日本語吹替版主題歌を担当する瑛人も来場した。

ドジでお調子者のトムと、外見はかわいいけどズル賢いネズミが追いかけっこをする「トムとジェリー」を実写映画化した本作。クロエグレース・モレッツ演じるヒロイン、ケイラの吹き替えを担当した水瀬は、「私自身、こういった実写の吹き替えをする機会があまり多くないということもあって。今回、ケイラが映画の中ですごくたくさんしゃべるんですけど、台本をいただいた時にそのセリフの量に驚愕(きょうがく)して。これは録り終えることができるんだろうかと不安でした。アフレコもひとりでの収録ではあったんですけど、約10時アフレコをさせていていて。皆さんと一緒に収録に望んだので、本編の仕上がりも含めてケイラと一緒に過ごせたなと。感慨深い思い出です」とあいさつ。さらに新郎ベン役の日野も「世界中で愛され、自分も幼少期から親しんでる『トムとジェリー』の世界観に声で参加できて光栄です。収録もこういうご時世なので別々に録っていたけれども、完成した作品の出来栄えもすばらしかったです」と続けた。

さらに本作の出演が決まった時の周囲の反応について質問されたゲスト声優たち。まずは公園でトムの演奏を聞く女性とハトDJの2役の吹き替えを担当した飯豊が「友人にハトが好きな人がいて。喜んでいました。いいなと言われました」と語ると、粗品も「たくさんの方から『トムとジェリー』のゲスト声優なんてすごいなと言われて連絡が来たんですが、一番震えたのが、僕にお金を貸している方から『霜降り明星、『トムとジェリー』の声優決定』という記事の写真が送られてきて。これでもう(返済も)いけるよなと言われたのが震えました」とジョークコメント。さらにせいやも「もちろんまわりに『トムとジェリーすごいなと言われたし、たまに後輩を家に呼ぶこともあるんですけど、正直、『トムとジェリー』の声優台本を、ソファの分かりやすいところに置いて。『なんですか、これ?』と後輩が言うのが毎回楽しみで。『それ中は見せられへんねん』なんて言いながらも、後輩にはトムとジェリーの二役をやったって言っておきました」と笑いながら振り返った。

そしてこの日は、本作の日本語主題歌「ピース オブ ケーク」を担当する瑛人も来場。本作主題歌のオファーに「『トムとジェリー』は知っていたのでビックリしました」と語る瑛人はこの曲にこめた思いを「ケーキワンピース(ひと切れ)。これくらいだったら全部あげてもいいよみたいな。大きいことはできないけど、あげるよと。そういう意味を込めました」と明かす。そしてステージ主題歌を生披露することになった瑛人は「会場が広くて気持ち良さそうです」と笑顔。その後、瑛人のパフォーマンスを目の当たりにした飯豊は「歌詞もすごくすてきで。優しさがあふれていて。すてきだなと思いました」とコメント。粗品も「映画を思い出してあったかくなりますね。そんな歌でした」としみじみ付け加えた。

映画「トムとジェリー」は3月19日より全国公開。

「トムとジェリー」を実写映画化!


(出典 news.nicovideo.jp)


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