●仕事に役立つ調査データ

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消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 ティーンに特化したマーケティングを手掛けるアイ・エヌ・ジー(東京都渋谷区)は、関東の高校生男女を対象に、「高校生の将来就きたい職業に関するトレンド調査」を実施した。同世代で憧れている人を聞いたところ、1位は5人組のYouTubeグループ・コムドットリーダーやまと」と、タレントの「芦田愛菜」(同2.9%)が選ばれた(以下、敬称略)。

 3位は「コムドット」と「藤田二コル」(同2.4%)、5位はYouTuberの「ねお」と、TikTokerの「加藤乃愛」(同1.9%)だった。

 「コムドット」のリーダーやまと」を選んだ人からは、「社長職とYouTuberを両立しているから」(高1男子)、「カリスマ性とリーダーシップを感じる」(高1男子)、「収入が安定しているから」(高3男子)などの理由が挙げられた。特に男子高校生からの人気を集めていて、3位に「コムドット」もランクインしている。

 同じく1位は子役時代からマルチに活動している「芦田愛菜」だった。「頭が良くてかわいい」(高2女子)という意見や、「芸能活動と勉学を両立していてすごい」(高1女子)、「頭が良くて仕事もしているから」(高1男子)などのコメントが多かった。

 3位は、1位に引き続きYouTuberグループとして「コムドット」がグループとしてランクインした。「考え方が素敵」(高3女子)、「YouTubeだけじゃなく色々なこともやっているから」(高2男子)と、好きなことをして生きる姿に一目を置いているという意見が多かった。

 同じく3位は、ファッションモデルタレントの「藤田二コル」だった。「どんどんかわいくなっていっているし、スタイルが良くて頭の回転が早いから」(高1女子)、「流行の最先端を先取りしているから」(高2男子)と、多くの高校生から支持されていた。

高校生が将来就きたい職業は?

 高校生に将来就きたい職業を聞いた。1位は「保育士」(4.5%)、2位は「美容師」(3.6%)、3位は「教師」(3.2%)、4位は「キャビンアテンダント」(2.3%)、5位は「システムエンジニア」「商社に勤める」(同1.8%)という結果となった。

 1位の保育士女子高生からの人気が非常に高く、「子どもが好きだから」(高3女子)、「人を支える仕事でやりがいがある」(高2女子)などの理由が聞かれた。

 2位の美容師は、「美容のことが好きだから」(高2女子)、「髪を触るのが好きだから」(高2男子)などの声が多い。

 3位の教師は、「人に何かを教えるのが好きだから」(高1男子)、「歴史が好きで深く研究したい」(高2男子)などの声や、「担任の先生に憧れている」(高3女子)という身近な人物とのエピソードも挙げられた。

 ランキング外では、「放射線技師」や「Webデザイナー」「出版社社員」などの職種も挙げられ、「漫画やドラマをきっかけに憧れを持つ傾向があるようだ」とアイ・エヌ・ジーは分析した。

高校生が選んだ「次に来るトレンド」

 高校生に「次に来るトレンド」を聞いた。「シャバい」(さえない、根性がない時などに使われる言葉)や「ぱーてぃーちゃんポーズ」(イヴ・サンローランロゴマークモデルお笑いトリオぱーてぃーちゃんの決めポーズ)、「なめらかプリンパフェ」(コムドットやまとが大好物のプリンパフェ)などが選ばれた。

 また、人気急上昇中のTikTok発・次世代アーティストとして「JASPĘR」も選ばれている。JASPĘRは活動開始わずか5カ月でフォロワー12万人超えと、動画総再生回数1500万回突破した。ティーン層を中心に国内のみならず海外にも急速にファンを拡大している。

 漫才師とファッションブランドを運営するメンバーが集まって結成された4人組YouTuber「フクキタル」も選ばれた。同級生ならではの絶妙なやり取りが、ティーンの人気を集めているようだ。

 今回の調査は、関東の高校生男女(15~18歳)を対象に、インターネットで実施した。期間は3月3~11日、有効回答数は200人。

子役時代からマルチに活動している「芦田愛菜」


(出典 news.nicovideo.jp)


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